新型コロナウイルスの影響により多くの企業がテレワークを実施している中、勤怠管理はさらに重要性を増しています。特に、出勤をしないテレワークでは、クラウド型の勤怠管理システムは必須とも言えます。勤怠管理システムにはタイムレコーダー型、オンプレミス型、クラウド型といった種類があり、それぞれの利点があるため、自社のニーズにあわせて選びましょう。今回は、勤怠管理システムの種類や勤怠管理システムができること、選ぶ際のポイント、おすすめのサービス比較を紹介していきます。
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勤怠管理システムは、従業員の出退勤や残業の時間、欠勤などの就業状況を管理するサービスです。タイムカードをウェブ上で管理できるだけでなく、シフト作成や給与ソフトとの連携など、多種多様な機能を備えています。就業状況の管理はもちろん、サービスによっては申請や承認などの手続きまで簡略化できるため、業務の効率化を図ることができます。
勤怠管理システムにはいくつかの種類があります。ここでは代表的なシステムを3種類ご紹介します。
出退勤の時刻を記録するシンプルなものから、自動集計やクラウドサービスに対応しているものまであります。小型の機器を用いて打刻するのが一般的です。打刻方法は、紙カードタイプやICカードタイプ、指紋認証、社員IDとパスワード入力などさまざまです。なかには、タイムレコーダーのソフトウェアをインストールして、iPadやPCで打刻できるものもあります。タイムレコーダー型は、どちらかというと少人数で利用したい場合に向いているでしょう。
主なメリットは以下の3点です。自社で保有するサーバーにソフトウェアをインストールして管理するシステムです。セキュリティが強固なのが特徴で、高度な情報セキュリティポリシーを策定している企業に適しています。また、従業員数が多く勤怠管理が複雑な場合も、自由にカスタマイズできるオンプレミス型が強みを発揮します。打刻方法は、ICカードやPC、スマートフォン、バーコード、カメレオンコード、指紋認証、静脈認証、Bluetooth、チャット、通話など、豊富な選択肢が用意されています。
主なメリットは以下の3点です。インターネット上で提供されるサービスを月額や年額で契約し利用するシステムです。インターネットがつながる環境であれば、場所や機器を問わずに就業状況を記録することができます。機能が豊富なことに加え、低コストかつ即座に導入できるため、近年は一般的な勤怠管理システムとして高い利用率を誇っています。
主なメリットは以下の3点です。勤怠管理の徹底は、法令違反の防止や従業員の健康管理につながります。また、その他にも以下の役割を果たします。
システム上で就業状態を管理できるため、タイムカードやエクセルによる集計作業が不要になります。また、給与システムと連携させることによって、大幅な業務効率化を図ることが可能です。
従業員の就業状態が可視化されることによって、労働環境の課題を発見しやすくなります。課題が顕在化することで、労働環境を改善するための対策が立てられるでしょう。
「AKASHI」はソニービズネットワークス株式会社のクラウド型勤怠管理システムです。36協定や年休管理簿、労働時間の把握など、あらゆる法改正や就業ルールに対応する機能を備えています。チャットによる手厚いサポート体制が特徴です。
「KING OF TIME」は株式会社ヒューマンテクノロジーズのクラウド型勤怠管理システムです。離れた複数の拠点でも、従業員の遅刻や早退、休暇などの申請・承認がリアルタイムでできます。PCが苦手な方でも簡単に操作できるのが特徴です。
「タブレットタイムレコーダー」は株式会社ネオレックスが提供する、iPadをタイムレコーダーにするアプリです。「打刻」「自動集計」「給与ソフト連携」「自動バックアップ」などの機能を備えています。初期費用のみで月額費用がかからないのが特徴です。
それぞれのシステムを比較したい方向けに、各サービスを比較・Reviewできる「ITReview」 というサービスがあります。ユーザーの生の声・口コミを確認できるので、システム検討の際は参考にすると良いでしょう。
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