企業で取り組む! 冬のインフルエンザ対策

12月は、寒さが厳しくなって風邪などが流行り出す時期です。特に、インフルエンザは感染力が強く、一人の従業員から次々に感染が広がり、業務の続行がままならないこともあります。企業の業務効率を落とさないためにも、インフルエンザ感染予防と被害の最小化に取り組みましょう。今回は、インフルエンザの発生前後に企業が取るべき行動とおすすめグッズについて紹介します。

企業が行うべきインフルエンザ対策

インフルエンザは一見、個人の問題であるように思われます。しかし、企業として対策を積極的に行うことで、企業という集団がインフルエンザから受ける被害を減らすことができます。以下では、どのような予防対策を行うと良いのかを確認していきますが、もしインフルエンザの感染が拡大してしまってもやることは基本的に同じです。インフルエンザの流行期間は対策を徹底しましょう。

インフルエンザの感染情報の取得・提供

まずはインフルエンザの情報を集め、流行の動向を把握することが必要です。これによって、従業員への注意喚起や対策の強弱をつけることができます。たとえば、厚生労働省ではインフルエンザ定点報告情報という、日本全国でのインフルエンザの発生情報を提供しています。インフルエンザの流行状況を確認し、流行の兆しが見られたら注意喚起を強め、インフルエンザ対策の備品を増やすということができます。

予防接種の推奨

インフルエンザの予防接種は、発症をある程度抑えて重症化を避ける効果があります。そのため、従業員がインフルエンザによって欠勤し業務が滞るリスクを減らしてくれます。企業としては、予防接種の補助金を提供したり、機会を設けたりすると良いでしょう。また、従業員の家族にも予防接種を促すという点もポイントになります。

職場の適切な衛生環境作り

長時間窓を閉め切った状態で仕事を行っていると、空気が汚れてしまいます。冬場は寒いので窓を開ける頻度が減りますが、1時間に1回5分間などの基準を定めて、企業全体で換気を徹底すると良いでしょう。また、部屋の湿度が低いと、のどが乾燥し粘膜の防御機能が弱ってしまいます。加湿器などを導入して湿度を高く保つ必要もあります。

咳エチケットの徹底

厚生労働省が奨励している取り組みに、「咳エチケット」というものがあります。咳エチケットには、咳やくしゃみが出る人はマスクを着用することや、マスクを持っていない場合は他人から1メートル以上離れて咳やくしゃみをすること、鼻汁を含んだティッシュは早く捨てることなどの内容が含まれています。インフルエンザの感染は、咳やくしゃみなどの飛沫感染が主な原因と考えられています。咳エチケットを企業内で徹底することで、インフルエンザの感染確率が下げられるでしょう。その際に、マスクなどの備品も充実させる必要があります。

通勤方法の変更

通勤方法の変更を許可するという方法もインフルエンザ対策としては有効です。通勤電車などの人混みではインフルエンザに感染するリスクも高まります。そのため、通勤方法を自転車やバスに変えることを認めるのもインフルエンザ感染を防ぐひとつの手段となります。

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インフルエンザ対策におすすめのグッズ

インフルエンザ対策におすすめのグッズを紹介していきます。

Etak防菌マスク

総合医療品メーカーのジェクス株式会社から発売されているこちらのマスクには、広島大学の二川教授によって開発された、ウイルスや菌の付着を防ぐEtakという成分が配合されています。従来のマスクでは、外側の面にウイルスや菌が付着しており、誤って感染してしまうことがありました。Etak防菌マスクならそれを防ぐことができ、より一層の予防効果が期待できます。

イータック抗菌化スプレー

医薬品メーカーのエーザイ株式会社から発売されている商品です。マスクにイータック抗菌化スプレーを吹きかけると、先ほど紹介したマスクのようにEtakの成分がウイルスや菌の付着を24時間防いでくれます。どのようなマスクでも新たにこのスプレーをかけることで抗菌化できるという汎用性が特徴で、すでに備品として大量のマスクを購入している場合などにも、Etakの成分を付けてより予防効果を高めることができます。

ちょこっとオアシスichirin

株式会社ミクニによって発売されている、お花の形をしたフィルタータイプの小型加湿器です。水の入ったペットボトルなどの容器に指すことによって、フィルターから蒸気が発散して湿度を上げるという仕組みになっています。フィルターを利用した自然気化式であるので電気が不要であることや、持ち運び可能でどこでも利用できる点が特徴です。また、花を模した可憐なデザインであるため、デスク周りに視覚的な彩りを加えてくれるという面でもおすすめです。

 

まとめ

今回は、インフルエンザ対策について説明してきました。インフルエンザによって欠勤が増え業務が滞るなどの大きなリスクを回避するためにも、今のうちにできることを行なっておきましょう。受け身になりやすい分野ですが、積極的に対策を行っていく姿勢が大切です。

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