用語説明
民間企業や団体などで雇用されて働く人が加入する、健康保険や厚生年金保険などの総称。
解説
日本国内に住む20歳以上の人は、公的年金制度と医療保険制度に加入することが義務付けられています。このうち、民間企業や団体などに雇用されて働くサラリーマン等は、「厚生年金保険」や「健康保険」に加入しており、これらを「社会保険」といいます。
2016年9月末までは、一般的に週30時間以上働く人が社会保険の加入対象とされており、パートやアルバイトなどの短時間労働者は、労働時間の要件を満たさなければ社会保険(厚生年金保険・健康保険)の加入対象にはなっていませんでした。
しかし、2016年10月から社会保険の適用が拡大され、「従業員が501人以上の会社で週20時間以上働く人」まで加入対象が広がっています。
具体的には、下記の要件すべてを満たす人が、新たに社会保険の加入対象となります。
(1)週の所定労働時間が20時間以上であること
(2)雇用期間が1年以上見込まれること
(3)賃金の月額が88,000円以上であること
(4)学生でないこと
(5)常時500人を超える被保険者を使用する企業に勤めていること
社会保険については下記記事で詳しく説明しているので、参照してください。
・【2016年10月1日~】社会保険(厚生年金保険・健康保険)の適用が拡大されます