用語説明
労働・社会保険に関する法律や、人事・労務管理の専門家。労働関連法令や社会保障法令に基づく書類等の作成代行等を行い、労務管理や社会保険に関する相談・指導を行う。
解説
社会保険労務士になるためには、毎年一回実施される社会保険労務士試験に合格し、かつ、2年以上の実務経験を経たうえで、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録される必要があります。
社会保険労務士の主な業務としては、以下のようなものがあります。
- 労働社会保険手続業務
労働社会保険の適用、労働保険の年度更新、社会保険の算定基礎届、各種助成金などの申請、労働者名簿・賃金台帳の調製、就業規則の作成・変更
- 労務管理の相談指導業務
雇用管理・人材育成などに関する相談、人事・賃金・労働時間の相談、経営労務監査
- 年金相談業務
年金の加入期間・受給資格などの確認、裁定請求書の作成・提出
- 紛争解決手続代理業務
あっせん申立てに関する相談及び手続、代理人として意見を陳述、相手方との和解のための交渉及び和解契約の締結の代理
- 補佐人の業務
裁判所において、補佐人として弁護士とともに出廷し意見を陳述
(「全国社会保険労務士会連合会」ホームページより)
2016年度の社会保険労務士試験の合格率は4.4%と非常に難関資格ではありますが、人事・労務のエキスパートとして活躍できる社会保険労務士は、人事担当者の方にはオススメの資格だといえます。下記の記事でも紹介していますので、参照してください。
・総務・人事がとるべき資格一覧~お役立ち度、受験料、必要期間・費用~