新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために、全国の企業で急遽テレワークの導入検討・一部導入が進んでいます。また、政府からも公立小・中・高学校の休校要請が出たことで、今後更に必要性が高まってくることが想定されるなか、somu-lier編集部ではいち早くテレワークを実践してみました。実際行ってみて見えたきたテレワークのメリット・デメリットを赤裸々に書き留めてみましたので、 これからテレワークを本格的に導入したいと考えている企業さまの参考になれば幸いです。
テレワークやってみた
テレワーク環境
- ノートPC
- スマホ(テザリング可能)
- 自宅Wi-Fi
- ワイヤレスイヤホン
- 作業場は主に自宅。作業用机や椅子はなし
テレワークによる心構え・・?
- テレビ会議に備えて、カメラに映る背景を考える必要がある。生活感漂いすぎても・・。背景の本棚を整理してカッコいい本を置いたなんて人も⁈
- マスクや眼鏡などを駆使し、顔の半分を隠す(眉毛だけは描きましょう)
- 上半身の洋服はなるべく外出着で。下半身はパジャマでも気づかれません。
- テレビ会議でなければスチーマーを当てながらでも問題なし。
- 家族にはテレビ会議があることを伝えておきましょう。突然乱入してくることがあります。
テレワークにより感じたメリット
- 出社、退社が0分。満員電車のストレス軽減。
- ツールを利用することによりコミュニケーションを頻繁に取るようになった。
- オンライン会議システムは、ChatWork・Zoom・bellface・Teamsを一通り使用してみた。個人的にZOOMが一番よかった。Zoomはストレスなくヒアリングと画面共有ができる。
- クラウド型勤怠管理システム「AKASHI」で勤怠管理およびテレワークの報告が行えたので通常の勤怠管理と特別変わったことがなくできた)
- 家事を行える時間が増加した。宅配便を直接受け取れた
- 洗濯、布団など陽が出ている時間に取り込むことができた
- チャットなどのコミュニケーションで返事が来るまでの間に手待ち時間ができる
- 子供とコミュニケーションを取る時間が増えた
テレワークにより感じたデメリット
- 初めてお会いする方とのオンライン商談はやはり違和感があった
- オンライン会議の場合、最初の接続設定に時間が取られて会議がオンタイムで始まらないこともあった
- 自宅で資料のスキャンとプリントアウトがすぐにはできなかった。押印が必要な書類の提出も困難。オフィスの利便性を感じると共に、紙である必要性を疑う書類も多かった
- 始業・昼食・終業のタイミングが曖昧になる
- 退勤打刻したあとにchatやメールが来て仕事が続いてしまう
- 1対nのオンライン会議は不慣れな点も多く、しゃべるタイミングが難しい
- 忙しいとランチタイムをとるタイミングを無くしてしまう
- テレワークでいきなり一人での作業となり寂しさを感じることも・・
まとめ
想定してたより業務に支障がなく、メリットの方が多かった
テレワークを始めるまでは本当に長期間業務が可能か不安でしたが、特に大きなデメリットはなく業務を行うことができています。
むしろ「通勤時間の短縮」「オンラインツール使用による会議の効率化」「家事に使える時間の増加」などを考えるとワークライフバランス的にもメリットの方が大きいように感じます。
個人が仕事内容により待ち時間を休憩とするなど、出勤・退勤以外にも休憩の入り戻りを活用して細切れに働いている時間を記録するシステムの検討も良いでしょう。
もちろん、企業側では「就業規則の改定」「テレワーク先の設備備品」「ネット環境の整備」「セキュリティ面の安全確保」など対応に迫られることも多くあると思いますが、東京オリンピック開催により今後ますます需要が高まってくるテレワークの準備をいまから始めていくことが望ましいでしょう。
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