新型コロナウイルスの影響で従来の福利厚生の見直しが求められているなか、テレワーク専用の福利厚生に注目が集まっています。テレワーク専用の福利厚生には代表的な在宅勤務手当や食事のサポート、労働環境の整備など様々なサービスが登場しています。今回は福利厚生の定義や従来の福利厚生が見直されている背景、実際に展開されているサービスと企業事例を紹介します。
目次
福利厚生とは企業が従業員に提供する給与以外の報酬やサービスを指し、法定福利厚生と法定外福利厚生の2つに分類されます。
新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークが急速に普及しています。コロナ以前の福利厚生はテレワークを想定していないため、オフィスに出勤する働き方が前提の制度が目立ちました。また、旅行やスポーツ施設の利用を援助するサービスは、コロナ禍の現状では積極的に利用できません。そのため、福利厚生の見直しを行い、ウィズコロナの働き方でも従業員がメリットを享受できる仕組み作りが求められています。
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在宅勤務手当とは、テレワークで増加する生活費などの負担軽減や従業員のモチベーション向上を目的に支給される手当です。コロナ禍をきっかけに、多くの企業で導入されており、毎月一定額の手当を支給する制度が主流になっています。
食事補助とは、従業員の昼食代などの飲食費を企業側が負担する制度です。社員食堂の設置や、食事配送サービス、チケットサービスなど、多様な提供方法があるため、従業員の働く状況などに合わせて、選択することができます。全国の飲食店などで利用できるチケットサービスであれば、リモートワークでも活用できるため、コロナ禍においては、ニーズの高い福利厚生サービスです。
自宅で仕事を行うためには、机や椅子、インターネットの通信設備などの環境整備が欠かせません。従業員の費用負担を軽減するため、環境整備手当を設ける企業が増えており、一時金などが支給されています。
株式会社ZOZOは、個性的な社風を表現しているユニークな制度が数多くあり、従業員の生活が公私に渡って豊かなものになることを目指しています。
株式会社サイバーエージェントには、従業員が安心して働ける企業を目指し、従業員それぞれが無理なく仕事を続けられる制度が整っています。
株式会社メルカリには、従業員の価値を最大限発揮するための、さまざまな福利厚生が揃っており、従業員を支えます。
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テレワークの普及に伴い、福利厚生も見直しが求められています。在宅勤務手当や食事補助など、テレワークをする従業員の働き方にマッチする制度が、数多く登場しており、企業独自の福利厚生は多くの従業員が注目しています。時代やトレンドに適合した制度というだけでなく、企業の魅力を向上させ、ワークエンゲージメントを高めるような福利厚生サービスを考えてみてはいかがでしょうか。
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