働き方改革という言葉も定着してきましたが、従業員の健康やモチベーションアップなどを目的として、多くの企業がオフィスの環境改善に取り組んでいます。オフィス環境を快適にするために「香り」を導入されている企業が増えてきました。
また、新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入する企業が加速していますが、緊急事態宣言後は徐々にオフィスへ人が戻ってきました。通勤電車も日に日に人が増えています。企業は従業員がオフィスに出社するにあたり、出社率を下げる、フィジカルディスタンスを確保する等の対策をとられていますが、オフィス空間に対する対策は何をすれば効果があるのかわからないのが現状です。空気清浄機や消毒は対策になっているはずだけど、目で見えないため本当に効果があるのかわからないという声をよく耳にします。また、長期間のコロナの影響での「コロナ疲れ」や出勤することに対する不安はストレスに繋がります。 空間のウイルス対策やストレス軽減も考えていくことが望ましいです。
今回は「空間のウイルス対策×ストレス軽減」で注目されるオフィスアロマ について、香りをオフィスに導入するメリット・デメリットをご紹介します。
目次
香り空間サービスとは
業務用ディフューザーを使用し、空間に香りを拡散するサービスです。
香りにも様々ありますが大きく分けてエッセンシャルオイル(天然香料)とフレグランス(人工香料)があります。
天然香料と人工香料の違い
エッセンシャルオイル (天然香料) は植物の葉や花・樹木等から抽出したもので、自然の香りで優しく万人受けしやすい香りが多いです。また、植物の力によるリラックス効果や集中力向上、抗菌・抗ウイルス作用といった心身や環境への様々な効果が期待できます。
対して、フレグランス (人工香料) は様々な香りを組み合わせて作成ができるので、エッセンシャルオイルでは表現できない繊細なイメージ通りの香りを表現することができます。相手に強く印象を与えたいブランディングに最適ですが、エッセンシャルオイルのような薬理作用は備わっていません。
香りを導入するメリット
嗅覚は脳の中でも情動感情を司る部分にダイレクトに伝わるため、香りは人間の行動に影響を与えると言われており、良い香りのするオフィスは従業員のやる気やモチベーションにも繋がります。 働き方改革の一環で、リフレッシュスペースを設けられている企業が増えてきています。そこにリラックス効果の高い香りを置くと、さらに快適な空間となります。また、会議室や執務スペースには集中力が高まるような香りを入れるのがおすすめです。
抗菌・抗ウイルス対策、空気の清浄化
エッセンシャルオイルの中でも特にティートリーやユーカリには抗菌・抗ウイルス作用があると言われており、空間の清浄化に役立ちます。また、消臭効果のある種類もあり、オフィスでの臭い問題も解決してくれます。
心地よいオフィス環境
嗅覚は脳の中でも情動感情を司る部分にダイレクトに伝わるため、香りは人間の行動に影響を与えると言われており、良い香りのするオフィスは従業員のやる気やモチベーション、仕事への切り替え等様々な効果が期待できます。また、リラックス効果のある香りもあり、ストレス軽減にも繋がります。従業員が出社することをポジティブに考える環境づくりのアイテムとして注目されています。
企業イメージUP
エントランスや打合せスペースへの香りの導入は、良い香り・ウイルス対策としてお客様へも良い企業イメージを与えます。お客様との「良い香りですね」といった会話が自然と生まれる環境づくりができます。香りは記憶に残りやすいので、オリジナルの香りは企業ブランディングにも最適です。
家庭用ディフューザーとの違い
近年では、家電量販店等で手軽に香りを楽しむことができる家庭用ディフューザーが多くみられます。家庭用ディフューザーをオフィスで使えばいいんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、業務用ディフューザーとは大きな違いがあるのです。
メンテナンス
家庭用ティフューザーは水を使用するものが多く、毎日のお手入れが必要になったり、水の取り換え忘れや十分洗えていない等でカビが発生してしまったりすることがあります。
業務用ディフューザーの場合、水を使わないのでお手入れの手間が省け、また衛生面も安心して使えます。オイル交換も簡単に行うことができ、業者がメンテナンス訪問してくれるサービスもあります。
曜日、タイマー設定
家庭用ディフューザーの場合は電源をオンにして、何時間後にオフになるというタイマー設定方法が多いのに対し、業務用ディフューザーは曜日と時間を業務時間に合わせて細かく設定できます。例えば、月曜~金曜日の9:00~18:00といった形であらかじめ設定しておくと、手動での電源ONOFFが不要になり、消し忘れ等も防ぐことができます 。
拡散範囲
業務用ディフューザーの最大の特徴は拡散範囲の広さです。家庭用ディフューザーだと一部屋分の広さを想定しており、オフィスを香らせるとなると十分に拡散することができません。せっかく香りを導入するのであれば、しっかりと広範囲に香らせることが大切です
香り空間サービス3選
AROMABAR
主にオフィス向けにサービスを提供しており、オフィスの悩みに沿ったエッセンシャルオイル100%のオリジナルブレンドを提供しています。ディフューザーはスタイリッシュでどんな空間にも馴染むデザイン。月10,000円〜と導入しやすい価格も魅力的です。
https://brandlab.co.jp/
COMMONS
ホテルやカーディーラーへの導入実績のあるエッセンシャルオイルのサービスです。独自のディフューザーが特徴で静穏性が高く、オイルの消費効率が優れています。ディフューザーは買取とレンタルから選べます。
http://www.common-s.net
Micro Fragrance
アメリカのプロリテック社の日本総輸入代理店で世界各国に導入実績があります。フレグランスの種類は70種類以上と豊富な品揃えが特徴。取り扱い機器も4種類と多く、様々な広さに対応可能です。
https://www.microfragrance.jp
まとめ
文字だけではなかなか香りのイメージはつかないものです。無料トライアルを行なっている会社が多いので、是非一度香りのあるオフィスを体験してみてください。
テレワークでの働き方は今後も進んでいくなかで、オフィスの在り方を考える企業が増えています。企業としてオフィスの大切な空間をより価値のある場所にするために環境改善をしていくことが大切となるでしょう。